ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。 私たちはSNSを通して設立した「ロキタンスキー症候群」当事者の団体です。ロキタンスキー症候群の当事者の方々やご家族様にとって希望の光となれるよう活動しております。

新情報

令和2年2月「子宮移植を実現する為の要望書」を提出しました。(詳細は『活動内容』のページに記載。)

ロキタンスキー症候群とは?

ロキタンスキー(Rokitansky)症候群は、1838年にロキタンスキーにより初めて発表された原発性無月経と先天性腟欠損を主徴とする症候群で、正式にはその後の研究者の名前も加えて、Mayer-Rokitansky-Kuster-Hauser 症候群(MRKH syndrome)と呼ばれる。出生女児5,000人に 1人の割合で発生する比較的まれな疾患。
 
胎生期のミュラー管の分化異常により起こるとされるが、その正確な原因はいまだ不明である。その特徴は、先天性腟欠損および左右に 2 分された痕跡子宮であり、通常は正常卵管および正常卵巣を有する。染色体は46XX と正常女性型である。
 
合併奇形として泌尿器系異常が47% と多く、10~12%に骨格異常が認められ、難聴なども合併することがある。内分泌および細胞遺伝的には正常で正常女性と同じ 2 次性徴を持つため、思春期までは無症状で経過し、10代後半から20代前半に原発性無月経、あるいは性交障害を主訴として病院を受診することが多い。
 
引用文献)日本産科婦人科学会雑誌57巻9号
症例から学ぶ生殖医学 5)思春期Rokitansky症候群
財団法人田附興風会医学研究所 北野病院産婦人科部長 矢野樹里
(www.jsog.or.jp/PDF/57/5709-360.pdf)

私たちの活動理念

私たちは生まれつき子宮がないまたは子宮があっても機能していない体。
 
=生まれつきこどもを産むことができない体。
 
ということは、一般的に行われている「不妊治療」すらも出来ないのです。
 
なぜなら、不妊治療とは「不妊の原因が見つかればそれを治療し、同時に妊娠の可能性を高める」ことなので、私たちにとって不妊治療は適応外だからです。
 
いまだに医療従事者の方でさえも「ロキタンスキー症候群」を知らない人が多い現状があり、生まれつき子宮がない(または機能していない)人がいることを知らないが故に当事者が病院を受診した際に不躾な対応を受けてしまったこともあります。
そのため、私たちはロキタンスキー症候群を世に広めるためにも、ロキタンスキー症候群独自の団体を設立し、活動することにしました。
もちろん、私たちは他団体の方々とも積極的に理念を共有していきたいと考えております

ホームページランキング参加中

powered by crayon(クレヨン)